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2012年03月09日

幸福な王子の心

私のちょっと好きな童話に「幸福な王子」がある。

ざっくばらんに話すと以下のような童話だ。

(好きだと言ってしまったからには
 記憶だけを頼りに書き記してみよう。)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ouji1.jpg

幸福な王子とは、瞳がサファイヤ、杖だか指輪だかにルビーが施され
全体的に金で覆われた、非常に高価なブロンズ像であり
街のシンボルとして愛され、街角に立っていた。

相当治安のよい街であると推察される。

心優しい王子は不幸な街人を見過ごせず
居合わせたツバメに頼んで
自分の体から高価な物を取りはずして
貧しい人々に運んでもらう。

とばっちりを受けたツバメ(このキャラクターがまたいい)
「チッ、しょうがねーなー!」
とばかりにイヤイヤ運んでやるが
貧しい人々がツバメの行為をあまりにも喜ぶので悪い気はしない。

しかし渡り鳥のツバメ。
「良い事してちょっと気分良かったよ。
 そろそろ南国に行かないとヤバイんで、じゃあな」

王子に別れを言うと
「あと一度だけ、あと一度だけ・・・」
と涙ながらに頼まれてしまい
結局、ズルズル運び屋として暗躍させられる。

サファイヤの瞳を運んでくれと頼まれたときは
「マジかよ〜、ヤだよ俺〜!
第一アンタ眼が見えなくなっちゃうじゃんか・・・」

と抵抗するが、どうしてもと懇願され、王子の頼みを聞く。

木枯らしが吹く頃、たいそうボロくなった王子は
「今まで本当にありがとう」とツバメの渡りを促すが・・・

その頃にはもうツバメは王子の事が大好きになっていて
「一緒に最後まで運んでやる」
と断言する。

この辺私は、涙なくして読む事はできない。


そして二人は本当に最後まで多くの人を救い
ある雪の日、ツバメは王子の足元で息絶える。

その後、みすぼらしい王子を飾るのを街人は嫌がり
焼却処分にするのだが、王子の鉛の心臓だけは焼け残ってしまう。


神様は天使達に
この世で最も尊い物をもってらっしゃいと命ずる。


それは王子の心臓と、ツバメの死骸でした。

ouji2.jpg

おわり。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
((子育てブログであることを思い出し
無理に子供達を登場させたところ
かなり雰囲気を壊す結果となりました・・・。))


ここで私が気にしたかったのは、
なぜ王子の心臓は燃え残ったのかという話である。

鉛の融点328度に対し、青銅(銅と錫の合金)の融点は875度
体が残っても逆に心臓だけは融けるはずなのだ。

という科学的情報は勿論無視すべきだが
当然これにはこんな回答が考えられるだろう。

「王子の尊い心だけは消えなかった」と・・・。


さて話は逸れるようだが
日本の代表的おばけ「ろくろ首」は夜半
頭だけが遊びに行き、首から下は死んでいる。
(何もここまで話が逸れなくても・・・)

さらに蛇足であるが、
ろくろ首には「首が伸びる」バージョンと
「頭と体が完全に分離する」バージョンがあるが

分離するバージョンが歴史的には古い。(諸説あり)

分離した首から下は、単体では死体となるため
体は完全に「頭の付属物」でしかない。

東洋では妖怪のたぐいも頭だけの物が多数存在し
対して西洋のおばけは
首から下だけの物が多数存在する。


首なし神父が教会を徘徊しているだとか
ギロチン処刑者が夜な夜なドレスで踊ってるとか
体だけでもウロウロ動くゾンビは、頭だけでは動かない。

東洋では心は頭(脳)に存在し
西洋では心臓に存在すると考えられていた。

ということであろう。

現代医学(?)から考えると、東洋は一歩リードしている。

ここでようやく王子の話に戻るが

幸福な王子が日本の話であったなら
焼け残ったのは王子の脳みそであるはずだ。

と想像するとグロテスクなのだが
よく考えると心臓だって相当にグロいのだ。
十分ありうる。

なぜ唐突にこんな話を考えてしまったのか
我ながら理解に苦しむばかりだが
なんだか考え出してしまったのでブログに書くことにした。


ただ、銅像職人は王子を作る際
わざわざ別素材の心臓を埋め込んだのか
などと考えると

職人が「この銅像に、心を入れよう」と考え
その「心」は「心臓である」と考えた。
その職人の心こそが
「焼け残った心臓」の回答であるとも思う。


(↑無理矢理「いい話風」に終わらせてみようとしている・・・)


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ちなみに私のイメージでは
心は体全てに存在するのであって、脳だけではない。
割合の問題だと思っている。なんとなく。
posted by 育児中の彩 at 23:04| Comment(2) | TrackBack(0) | つれづれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
最近またまた投稿率上がってきて嬉しい限り…
インフルのピークも過ぎたしね( ´∀`)/~~
しかし、彩さんの文章力ママブロガーで眠らせるの勿体ない
こんなどうでもよいよな内容を(許してね)ここまで掘り下げ広げていくなんぞプロの作家さんの域ですぞ。

死んだ王子を全裸の息子で演じさせるとこも凡人ではないセンスを感じさせます


あたしもその話はマッチ売りの少女やゴンぎつねに並ぶ涙を誘う童話だと記憶しています

心臓で思い出したけど昔大好きだったミッキーロークが出てたエンジェルハートっちゅう映画、あれは中途半端に怖い映画やったなぁ


あの頃のミッキーロークはほんまかっこよかった


どうでもいい話…
また映画のブログも書いてね
Posted by 繭 at 2012年03月12日 02:42
繭さん!
こんなどうでもいい話にコメントありがとう!
(ウンわかってる、どうでもいい話って・・・
でも思い立ったら止まらない女なの・・・)

あ、死んだ王子じゃないの。
あれは天使よ、天使。
鉛の心臓とツバメ持ってるでしょ!ね!?
(わかってる、雑すぎる絵が悪いって・・・)

そしてあの全裸は娘なのよ。
「舞台だったら息子が王子、娘は天使ね。ぴったりね」
と親バカ妄想によって作られた画像なの。

ところでミッキーロークね。
件のエンジェルハートは私は見てない映画だわ、
ちょうどテレビでやらないかしら・・・。

Posted by 彩 at 2012年03月13日 22:02
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